かりゆしウェアと沖縄の喪服

毎日暑い日が続いていますね。
夏になったら街にあふれる光景 かりゆしウェアを着た人々。
今では喪服のかりゆしウェアもあり、男性なら1着は持っているのではないでしょうか?
そこで、ちょっとかりゆしウェアの歴史について勉強してみました。

かりゆし=めでたい の意味

漢字で書くと「嘉例吉」と書きます。

 

1970年 社団法人沖縄観光連盟がアロハシャツに負けない縄らしいウェアを作ることを目的に、「おきなわシャツ」を一般公募し、発売。
1990年 沖縄県内の観光団体等で構成される「めんそーれ沖縄県民運動推進協議会」の運動目標の一つの沖縄らしいウェアの推奨として、着用が奨励される。ウェアの名称を「かりゆしウェア」として制定。
2000年 6月、サミットに向け再度ウェアの名称を検討し「かりゆしウェア」に統一(ほかにも、当時はおきなわシャツ、トロピカルウェアなどの名称があったようです)。
社団法人沖縄県工業連合会が「かりゆし」の商標登録を行う。7月、サミットにおいて各国首脳が着用したことで、以後急速に普及
2007年 クールビズがスタートする6月1日の閣議において、全閣僚がかりゆしウェアを着用。
(参考サイト:内閣府「かりゆしウェアの定義・歴史」https://www8.cao.go.jp/okinawa/kariyushi/teigi_rekishi.html)
喪服としてのかりゆしウェアも2000年頃に開発され、普及してきたようです。
現在は、夏の告別式では半分以上の方が喪服用のかりゆしウェアをお召しになっていることも多く見受けられます。
女性は普通に喪服か、黒ワンピースなどの平服です。
(平服とは普段着ではなく、礼服でなくてもいいという意味です。)
また、会葬者の多い沖縄では、かなりの広範囲のお付き合いの方が焼香に訪れます。
仕事中に駆け付けることも多いらしく、作業着や、仕事着の方もチラホラ見られます。
ただ、現場を見ていると、最近はその傾向も少し減ってきているように感じます。
は一般的に沖縄でも男性・女性とも喪服が基本です。(女性は平服も)
女性の皆さんへの注意点は、
肌の露出は夏場でも避けること。
黒のストッキングを着用すること。
持ち物は
□正式には、かばんは黒の布製で金属の飾りのないもの。(革は殺生を思わせるので本来は避けたほうがよい)
□靴はサンダル・ミュール・エナメルなどの光沢があるものは避ける。
□アクセサリーは結婚指輪以外は外しましょう。
□パールのネックレスをする場合は、一連のものを。(二連は不幸が重なる。という意味になるのでNG)
□ネイルはあまり目立たないものであれば可。(派手なものは外していくのがマナーです)
ですが、沖縄の葬儀の実情は、金属の飾りのついたカバンや、普通の鞄を持っている方もチラホラ・・・。
そこまで気にされていない方も多いようです。
が、大人のマナーとして、正式なものを知っておく、持っておくというのもいいのではないでしょうか。
お通夜や告別式の時の服装は急に必要になります。
学生の時は制服で対応できますが、
高校を卒業したら、きちんと準備しておくことをお勧めします。
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