本日は実際に、当社スタッフが昔に経験したお話です。
皆さんご存知だとは思いますが、お亡くなりになった方をご安置するとき、
ご遺体の頭の向きは「北枕」(または西枕)にするのが通例となっています。
(間取りなどの関係で北枕が無理な場合は西枕にしてご安置します。)
そこで、当社スタッフも「北枕」でご遺体を安置しようとご家族に
「北はどちらになりますか??」
と伺ったところ、
「ニシはあっち。」と指をさされるので、
なぜ西??
となりつつも、西があっちならこっちが北だな。と対応しようとしたところ、
「だから、ニシはあっちってば!」
「??」
これはおかしいと、
方位磁針を取り出して、確認したところ、(方角が分からないおうちの方のために方位磁針も準備しています)
お客様が「ニシ」といって指さしている方向は「北」
みなさん、なぜこうなったかわかりますか??
当社スタッフはまだ若かったこともあり、方言をあまり知らなかったそうですが、
沖縄本島では東をアガリ、西をイリ、南はフェー、北はニシと呼びます。
では、なぜ北枕・西枕にするのでしょうか??
ご遺体を北枕や西枕にして安置する理由は...
お釈迦様がなくたった時に頭を北にして、
西のほうに顔を向けていた
ことが始まりと言われています。
我々の職業は方言も勉強しないといけませんね。
という話でした。
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