前回のブログで少し触れましたが、会葬御礼と香典返しは一般的には別物です。
ここでは一般的(県外)での風習と、沖縄での違いについても書いていこうと思います。
まず、本来の会葬御礼の意味は
お通夜や告別式へ足を運んでくださった方へのお礼の品です。
お通夜や告別式当日にお渡しします。
香典を出したか、出さないかに関係なく、来てくださった方全員へお渡しします。
一方、香典返しの意味は
御香典をいただいた方へのお返しの品です。
四十九日後に郵送したり、直接伺ってお渡しします。
一般的には香典の金額の1/3~半額程度の品物をお返しする半返し。というのが通例です。
これが本来の意味と渡し方。
一方沖縄では、会葬御礼と香典返しが一緒になっているのが現状です。
その理由として考えられるのが、香典額の低さ。
一般的に知人友人だと香典の額は3,000円程度が主流です。
関係性によっては、1,000円の人もいます。
その場合、香典返しを半返しとしても500円~1,500円程度の品がふさわしいとして、
一般的によく出る沖縄の会葬御礼の品は600円~1,000円が多いのです。
そうすると、別で香典返しを準備するほうが大変なため、そのまま会葬御礼を香典返しと併用して利用している。
と思われます。
なので、お香典をいただいた方にお返しする品として、預かり分にもこの会葬御礼をお渡ししています。
ただ、県外から来られた方や県内の方でも、高額な御香典をいただいた場合は四十九日後にきちんと香典返しをお送りするほうが失礼がないかと思います。
この記事へのコメントはありません。